2018年7月13日金曜日

区政リポート№392 2018年7月13日号

区議会第2回定例会 高すぎる国保料の値下げ求める

国保料値上げに3,470件の苦情・問い合わせ

 今年度で14年連続となった国保料の納付書が6月下旬から加入世帯に届いています。区民からは、「高すぎて払えない」との悲鳴が上がっており、国保の窓口には、6月21日から7月5日までの間に、3,470件もの苦情・問い合わせが殺到しています。
 党区議団は、第2回定例会でも、国保料の値上げの必要はないことも明らかにして、引き下げを求めました。

繰入れ維持で、値下げ可能

 今年度、渋谷区では、加入者一人当たりの保険料は、平均で6,141円の値上げとなりました。年収400万円の40代夫婦と子ども二人の世帯の保険料は、49万102円で収入の12.5%にものぼり、負担の限界を超えています。同じ年収と世帯構成でも、協会けんぽならば約23万4千円で半額以下です。区民からは「こんなに高い保険料なんて払えない」と悲鳴が上がっています。
 今年度の国保料決定に際して示された、区から都に収める納付金は、国と都の激変緩和措置がとられています。また、23区も保険料の引き下げのために一般会計からの繰り入れを行っています。これらは今後毎年縮小されるため、給付が増えなくても今後の保険料は毎年引き上げられていくことになります。
そもそも、保険料が異常に高くなった原因は、国が1984年以降、国保財政に対する負担を次々と減らしてきたことにあります。区長は国に対し、国保の負担を引き上げるよう求めるべきと考えますが見解をうかがいます。
 今年度から、各区の判断で保険料率を設定しやすくなり、3区が独自に保険料を決めました。そのなかで千代田区では、一般会計からの法定外繰り入れを前年度並みに維持することで、保険料を値下げしました。年収400万円の40代夫婦と子ども二人の世帯の保険料は45万9,631円で、渋谷区の新年度保険料に比べ3万471円も低く抑えています。
 渋谷区では、2017年度予算に比べ、一般会計からの法定外繰り入れを3億7800万円も減らしました。試算では、渋谷区の今年度の値上げ総額は、約2億6千万円なので、一般会計の繰り入れを減らさなければ、保険料を引き下げることができたと考えます。渋谷区では、保険料滞納世帯が3割近くに上り、区民の負担の限界を超えています。今からでも高すぎる保険料を値下げすべきです。区長の見解をうかがいます。
 子どもの均等割負担は被用者保険にはなく、多子世帯ほど国保料が重くなる原因となっています。子育て世帯の負担を減らすために、23区長会が東京都に子どもの均等割軽減を求めており、昨年7月には全国知事会も国に要望しています。
 渋谷区でも、子どもの均等割軽減を実施すべきと考えます。また、低所得世帯に対する申請減免制度をひろく周知するとともに、対象となる所得基準を、現在の生活保護基準の1.15倍から引き上げるべきです。区長の見解をうかがいます。

高すぎる国保料・負担軽減のポイント

 国民健康保険制度には、国が定めた所得基準を下回る場合、保険者が職権で所得割の7割、5割、2割を減額する「法定減免」制度と特別な事情により所得の著しく減少し、著しく生活が困難になった場合、申請に基づいて所得割を減免する「申請減免」制度があります。生活を守るために、減免制度を活用しましょう。
「法定減免」制度(世帯全員の住民税申告が必要)
「申請減免」制度
[減免基準]
 災害その他特別な事情により所得の著しく減少した納付義務者が、その利用しうる資産・能力の活用を図ったにもかかわらず、著しく生活が困難になった場合そのものの申請に基づき、原則として所得割について減免することができる。
[手続き]
①減免申請書、②収入・無収入申告書、③給与証明書、④その他必要と認める書類
※申請時に、「直前3か月分の給料明細書」、「直近3カ月の通帳の写し」、「賃貸契約書と家賃の納付書」などが必要。
[減免事由と減免基準]
(1)火災、風水害、震災などの災害で生活資産などに損害を生じた時 (損害の程度によって、5割~10割減免
(2)主たる所得者の死亡または6カ月以上の失踪など。
(3)失職(企業倒産・人員整理・疾病などに類する原因による)
(4)事業の廃止(経営不振・事業主の疾病等)
(5)一時所得による賦課。
(6)収入の減少により生活が著しく困窮したとき。
 実収入が生活保護基準費以下(生活保護基準額の1.15倍以下)のとき。10割減額
(7)区長が特に必要と認めた者。
※詳しくは、田中事務所にご相談ください。

くらし・区政についてのアンケートにご協力をお願いします。

 共産党渋谷区議団の「くらし・区政についてのアンケート」を、今年も7月からとりくみます。区民のみなさんの声を区政に届けるためのアンケートです。関心のある所だけでも結構ですので、ぜひご協力をお願いいたします。
※アンケートに添付してある返信用封筒に入れて、切手を貼らずに投函してください。